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「辛いキャンプに明日はない!」

2005.7.16
普段は、あたる・ラム・面堂・しのぶの4人組(+テン)で行動することが多いのに、 この話では珍しくコースケと小太りのクラスメートが一緒で、しのぶがいません。
それもそのはず、
だって、ラムの辛い料理がテーマなのですから、 しのぶがいては話が成り立たないわけです。


2005.7.16
ラムの激辛料理ネタが登場したのは、実はこの話が初めてでした。
最初期の「大勝負」の時に、ラムの作った料理は「まずい」とは言われてましたが、 よく読むと、別に味のことまでは触れられていません。
(「さよならを言う気もない」でラムに貰った飴玉を食べたあたるが「からい」と言っていたことはありましたが)
また、それ以後、料理ネタというのは一度も出て来なかったのにこの話で突然復活、 そして以後の定番ネタとなったわけです。

「うる星」には何度かの作風の転機がありますが、 この話の描かれた1982年もそのひとつでしょう。
ラムの激辛料理ネタ、クラマ復活、そして了子や竜之介父子ら新キャラの登場で、 よく言えば話のバリエーションが増え、しかし悪く言えばパターン化された 定番ネタの繰り返しが多くなったともいえます。
また、了子や竜之介親父、そして後の飛鳥などアブノーマルなキャラの言動を中心に 展開するドタバタ化の様相が濃くなって行きますし、 既存の登場人物たちも、その人格的破綻が激化します。
あたるはただひたすら女に飛びつくし、ラムはやたらと電撃を発するし、 そして面堂はむやみに刀を振り回すし、しのぶの怪力はしきりと強調されるし…。
無論これらは、もともとあったネタではあります。
でも以前は、そう年がら年中使われていたわけではなかったんですね。
明らかに中期から多くなっているのです。
例えて言えば、ジャイアント馬場の必殺技16キックのように ここぞという要所で大きなギャグが出されていた70年代プロレス型のマンガから、 長州力のハイスパートレスリングのように、めまぐるしく小技のギャグが次々繰り出される 80年代プロレス型のマンガに転換したと言えるでしょうか(なんのこっちゃ)
いずれにしろ、こうしていわゆる「うる星ギャグ」独特の世界が完成して行ったことは間違いありません。
















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