★うる星トリビア★

私だけが知っている(…つもりなだけかもしれない)、ごくごくマイナーなネタや、謎の部分にこだわってみました。

作品タイトル ネタ 解説
悲しき雨音(他多数) 英訳タイトル この「悲しき雨音」というタイトルはたぶん、1960年代にヒットした洋楽の同名邦題がネタ元になっています。 (ここでMIDIが聴けます)
原題は"Rhythm Of The Rain"といい、直訳すれば「雨のリズム」、つまり単に「雨音」ということで、「悲しき」なんてどこにもついてないです。
これは当時、「悲しき16才」とか「悲しき天使」など、やたら「悲しき」を付けた曲が流行ったので、その流れで勝手につけたのでしょう。
また、英訳版の「うる星」では、「悲しき雨音」は
"Raindrops Keep Falling on My Head"
と言う、長ったらしいタイトルになっているようです。(参考サイト
直訳すれば、「私に降りしきる雨粒」とでもいうことになり、「悲しき雨音」とは全く異なります。
実はこれ、アメリカ映画「明日に向かって撃て!」の主題歌のタイトルのパクりなんです(邦題は「雨にぬれても」)。
ちなみにアニメ版「町に石油の雨が降る」の英訳タイトルは、
"It's Raining Oil All Over Town"
となっているので、こっちはほぼ同じ意味です。
原作の英訳版は日本人が手掛けているので、あえて意訳しているようですが、アニメの英訳版の方では、直訳したために 滑稽なことになっているケースもあります。 例えば、「ラムちゃんの理由なき反抗」という話は、
"Lum-chan the Ruthless Rebel"
となっています。
でもこれはジェースム・ディーンの映画「理由なき反抗」
"Rebel without a cause"
を文字ったタイトルなんですから、それが反映されないのでは折角の苦心が大なしなんですけどね。 英語→日本語→英語と訳す過程で変わってしまうのは、まるで伝言ゲームみたいです(笑)
愛で殺したい 「できんボーイ」 4ページ目の最初のコマ、錯乱坊があたるに警告している場面で、本棚に並んでいる書名に「できるボーイ」「できんボーイ」「できんガール」「できるガール」… 何やら4段活用みたいなことが書いてあります。
実は、「できんボーイ」というタイトルの、当時「週刊少年サンデー」に連載されていたギャグマンガがあったので、 それをもじった小ネタのギャグになっているのです。ですからここは、リアルタイムの読者はニヤリと笑えるところだったわけです。 そう言う管理人も、どんなマンガなのか全然知らないのですけどね。不条理ギャグマンガだったらしいですが…。
ラムのヘアスタイル ラムの髪型って、どういう構造になっているんでしょうか。
模写したこのコマは、斜め後ろからの珍しいアングルなのでよくわかるのですが、 前髪と後ろ髪とは二重構造になっていて、後ろ髪はまるで付け髪でもしたみたいにはっきり分かれています。 それともツムジのあたりで根元から束ねているんでしょうか…。いずれにしろちょっと不思議な髪型です。
そういえば、あたるの髪なんかも、ツムジがやけに下過ぎるように思われます。 このあたりは、やっぱりマンガならではですね(笑)
ラムの落書き 英語の先生のスカートが破れている場面での、あたるのノートに ラムらしき落書きが描いてあります。
あたるったら…、何だかんだ言ってラムが気になってたのでしょうか。
系図 昭和64年度1年4組同窓会 10年後の同窓会は「昭和64年度」の設定になっていますが、ご承知のように実際の昭和64年は1週間で終っちゃいました。 でもこれは予想がついたことでしょう。だって昭和天皇は当時でも既にかなりのご高齢でしたから…(以下自己規制)。 しかし、そう思ってもやはり10年後のことは「昭和64年」と書かざるを得ないわけで、ここが元号を使用している日本の難しいところです。
それはともかくとしても、この「昭和64年度1年4組同窓会」というのはちょっとヘンです。 1年の同窓会ってあまりやらないのでは…というのはいいとしても、 この書き方じゃ、「昭和64年度の1年4組」が同窓会やってるみたいですね。 「昭和54年度1年4組」の「昭和64年度同窓会」のつもりなんでしょうけ ど、「10年後」を強調したいために、ちょっと表現に無理があったようです。
1000円札の肖像画 あたるがアイスクリームを買うのに1000円札を出しています。 当時(1979年)の1000円札の肖像画は伊藤博文でした。 しかし84年から夏目漱石に変わってしまいましたので、 89年(昭和64年)当時には当然もう旧札は流通していません。 従って、使えないことはないですけど、突然旧札を出されたら面食らうでしょうね。 留美子センセとしちゃ昭和64年が1週間で終るよりむしろこっちの方が予想外だったかもしれません。
ディスコ・インフェルノ 弁天&おユキ つばめが最後に出した、化け物たちに注目。
その中に、何故か弁天とおユキも混じっています
(他にも合わせ鏡の悪魔や脳天鬼、星間タクシーの運転手など過去のゲスト・キャラたちがいます)。
おそらくこの時点では弁天もおユキも、のちにラムの幼馴染として準レギュラーなどという構想はなく、単なる「化け物」のうちの1人だったのでしょうか。
父よあなたは強かった 千人目は誰? 弁慶は、「千人の女をどぎつくいじめてやろうと」大願を立て、牛若丸が「ちょうど千人目になるはず」でした。
…あれ?ちょっと待って下さい。でもその前にラムが来てたし、弁慶も「なんだいねーちゃん」と応じていたではありませんか。 なんでラムは対象にならなかったんでしょうね。
多分、相手の方から声かけて来てお願いされたのが弁慶は嬉かったのだ…と考えておきましょうか。
君待てども… 「娘を返してほしければ…」 コースケが書いた、ニセのラブレター。よく見ると「娘をかえしてほ」「ちはやぶる」などとも書いてあります。
前者は、「娘を返してほしければ…」と言うことでしょう。つまり誘拐の脅迫状の文句ですね。
後者は、「ちはやぶる 神代も聞かず 龍田川 からくれないに 水くくるとは」と言う、百人一首にも出てくる在原業平の和歌でも知られる、「神」にかかる「枕詞」です。
白球にかけた青春 トンちゃんに祖父がいた? トンちゃんこと水乃小路飛麿が初登場した時、球場の応援席で「面堂のガキをぶっ殺せーっ!」と檄を飛ばす老人がいました。 前後の脈絡からしておそらくトンちゃんの祖父だろうと思われますが、その後登場はなし。 …亡くなったのでしょうか?(多分、作者が忘れただけでしょうけど)
個人教授 ズレたタイトル 「うる星」では、映画や歌のタイトルがそっくりそのままサブタイトルに流用されて付けられていることが多いです(参考サイト)。 しかし、そのためタイトルと内容がズレてしまっていることがあります。例えばラムが学校に編入したこの「個人教授」は、 同名のフランス映画("LA LECON PARTICULIERE"1968年)から採っているのだと思いますが、別にラムが個人レッスンを受けるわけではないので、 内容と噛み合わないし、また、映画の筋は、18才の少年が年上の女性に憧れる話なので、全く「うる星」のこのエピソードとは関係がありません。
ちなみに、「新・個人教授」(1973年)「続・個人教授」(1976年)って映画もあったんですけど、 どちらも「個人教授」にあやかって日本で勝手に付けた邦題なので、それぞれの繋がりはありません。
苦しい時の神だのみ!!(他多数) いい加減な英語 菅原道真が覗き込んでいる、あたるの英語の答案用紙。
そこには書かれているのは英語ではなく、ローマ字で、
「Anata to futari nureta mati A-A-A koko ha Osaka nakano…」
とあります。
これは、
「あなたと二人 濡れた街 ああ ここは大阪 中の…」
ということで、内山田洋とクールファイブ(ボーカルは前川清)の歌「中の島ブルース」の一節です。
次に、
「Akaku saku no ha … hana Shiroku saku no ha … Do( )iinosa kono … yume ha yoru hiraku」
とあるのは、
「赤く咲くのは…花 白く咲くのは… どう( )いいのさ この… 夢は夜ひらく」
で、これは藤圭子(宇多田ヒカルのお母さん)の「圭子の夢は夜ひらく」の一節です。
(ちなみに前川清と藤圭子は、元夫婦でした。つまり2人が別れなければ、宇多田ヒカルは誕生していなかった?!)
このエピソードの他にも、温泉マークが授業で朗読している英語などは、よく見ると例えば
「咲いた 咲いた サクラが咲いた」
とか、ほとんどいい加減なことを言っている時が多いです。
(しかも「これは関係代名詞・・・」しか言わないし・・・ホントに英語の先生なんでしょうか(^-^; )
秘密指令"デートをのぞけ"(他多数) プロレスネタ 墓地の全景場面。
よく見ると、手前の墓石に「BONBAIE INOKI」、
右奥の墓には「UMANOSUKE USHIDA」
と書いてあるように見えます。
つまり、「猪木ボンバイエ」と「牛田馬之助」です。
「猪木ボンバイエ」は、プロレスの"燃える闘魂"アントニオ猪木の入場テーマ曲名、
そして「牛田馬之助」は、"インドの狂虎"タイガー・ジェット・シンとのコンビで活躍した、悪役レスラーの上田馬之助のことでしょう。

そう言えば、「藤波竜之介」というネーミングは、プロレスラーの藤波辰巳を連想させますし、
「ミス友引コンテスト」では、サクラさんが猪木の「闘魂」ガウンを着ていました。
所持品検査だ! なぜモノクロ? 見ての通り、このエピソードは雑誌掲載時はオールカラーだったようです。 ところがよく見ると、7ページ目の上半分の3コマだけは、なぜかカラーの痕跡がなく、 モノクロになっています。つまり何らかの理由でこの部分だけ後から描いたということでしょう。
従って考えられるのは、
(1)元原稿のこの部分が破損した
(2)どうしても描き替える以外ない、まずい表現があった
(3)雑誌の広告等が挿入されたため最初から何も描いていなかった
の3つぐらいでしょう。(たぶん(3)だろうと思われますが…)
もしリアルタイムに掲載雑誌を見た人等がおられたら、掲載時のオリジナルのこの部分がどうなっていたのか、 教えて欲しいです。
スーパー武蔵、天までダッシュ!! 「へあららはれはひはん!」 錯乱坊が牛肉をほおばりながら、
「へあららはれはひはん! へっほ〜ひおあはへあれ!」
とわけのわからないことを言っています。 通訳すると、これは
「手荒な真似はいかん! 拙僧にお任せあれ!」
と言っています。
と、これは解読できるのですが、その次のコマは何を言っているのかさっぱりわかりません。
理解できた方いたら、教えて欲しいです。
(追記)
次のコマでの錯乱坊と村人の会話は
「何言ってるだ。」
「食うか喋るかどっちかにしてくれ!」
「人の事が言えるかお主ら!」
だと判明致しました。
教えて下さったクッキーさん、どうもありがとうございました。
夫婦ゲンカ始末記(他多数) ラムの食生活 諸星家でラムが食卓を囲んでいる場面は、「テンちゃんがきた」の時が最初です。
この時、ラムはお雑煮を食べてました。
ところがその後、ラム(及び、テン)は、食卓にいない時もあるし、
いても、何か別のものを食べていたり、
かと思えば、同じものを食べている時もあったりと、
統一されていません。 諸星家でのラムの食生活はどうなっているのでしょうか。


ラムの味覚は辛い物が好物なので、食べられる時とない時で対応が違うとも考えられますが…。
惑星教師CAO-2(他多数) ランの正体はいつバレた? もともと、ランは宇宙人(ラムの幼馴染)であることを隠していたはず。
なのにいつのまにか、あたるたちにも公然と周知の事実になってしまっています。

遡ると、「部外者ちん入」でラムたちの「同窓会」の中にしっかり顔を出してましたし、 レイに惚れてることもなし崩し的に知られています。
ランの正体はいつのまに知られたのでしょう。
夢で会えたら(他多数) 押し入れのラム ラムは、いつからあたるの部屋の押し入れで寝ている設定になったのでしょうか??
最初は、夜はUFOに戻っていたはずなのです。

はっきりしませんが、「母子断絶火事模様」の時、ラムたちが寝ていたのは押し入れのように思われますので、この時が初めてでしょう。
でもその前後何の説明もなく、突然この「夢で会えたら」の時にいきなり押し入れから出て来るのです。

これはアニメ版からの逆影響でしょうか。
浜茶屋の夏 「友釣り」と「ガッチン」 竜之介物のひとつであるこの話の中で、「友釣り商法」と「ガッチン商法」というネタが出てきます。
釣り好きの人ならすぐわかるでしょうが、これは魚釣りのパロディです。
共に魚の習性を利用したもので、おとりの鮎を使って釣るオーソドックスな鮎釣りのやり方が「友釣り」、 そして、「ガッチン」というのは、岩を叩いて、岩陰に潜んでいる魚を気絶(?)させて捕まえるという、 古くから東北にある荒っぽい漁の仕方で、ネタにもあるように現在では自然保護の観点から禁止されているようです。
何でこんなことを知ってるのかというと、昔「釣りキチ三平」(矢口高雄)というマンガでそういう話があったのです。

矢口高雄『釣りキチ三平』講談社コミックス第16巻収録「ガッチンがん鉄の巻」より

ですから「うる星」でこの話を読んだ時も、「あ、これは釣りキチ三平だ」とすぐ思いました。
もっとも「友釣り」と「ガッチン」自体は、マンガと関係なく実際にある漁法ですから、 これがネタ元と言うわけではありません。ただ「友釣り」はともかく、「ガッチン」というのはかなり特殊なものですから、 もしかして留美子センセもやっぱり「釣りキチ三平」で知ったのかな?という気がしないでもありませんが…。
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